日本ビジネスシステムズ株式会社 様
辻陽太 様
人材戦略部長として人材開発に従事。全社員の育成およびエンゲージメント向上施策の推進を担当(当時)
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LIFULL Leadership(ライフル リーダーシップ)のプログラムはいつから導入し、延べ何人が受講しているのでしょうか?
なぜ、これらのプログラムを導入したのですか?
2016年は弊社がちょうど創業25周年を迎えた頃で、まだまだ創業当時のベンチャー気質が大きな状態。現場主義でフットワークが軽く、勢いがありましたが、一方で、感覚的で属人的なマネジメントに依存していたところがありました。人材の開発、社員の育成という立場から企業の中長期的な成長を考えると、マネジメントをしっかりと根付かせる必要があると感じていました。でも、いろいろなプログラムを探して一部導入もしましたが、研修で学んだ内容がなかなか現場に反映されません。もどかしさを感じながら、会社のカルチャーに合うトレーニングがないか模索していたとき、ある知り合いから吉田さん(LIFULL Leadership社長)を紹介していただきました。「実践型」ということに力を入れていると聞いて、吉田さんの力を借りながら抱えていた課題を解決できるのではないかと考え、プログラムの導入を決定しました。
プログラムを10年近く続けてこられた理由は何ですか?
一番の理由は、やはり効果を感じられたことです。講師の方の熱量がとても高く、受講者に真摯に向き合ってくださるところも大きなポイントでした。10年近く経つと、会社としてのステージも変わってきます。この間、上場もしました。もちろん、収益向上という大きな軸は変わりませんが、その時々で会社にとって必要となる要素があります。会社の変化に合わせ、講師の方と相談しながらカリキュラムの内容を柔軟にカスタマイズし、アップデートできているのも継続の理由です。例えば年に2回、講師の方から役員向けに受講者の状況を報告してもらいます。そのときに役員側からも要望が出るので、その内容なども踏まえながら、翌期のカリキュラムについてディスカッションしています。また、プログラムを継続することで、受講経験者がどんどん現場に出て行き、共通言語が生まれます。研修を行った言語を現場で運用できるのも大きなメリットです。
実際に、受講者にはどのような効果や変化がありましたか?
プログラムを運用する立場から見て、受講者の役割認識、視野や視座はどんどん変わってきていると実感しています。受講前はどうしても現場目線が強いんですね。でも、中長期的に自分のチームをどう引っ張っていくかを考えることで、組織のリーダーとして先を見据えて何をするのが最適かという視野が広がります。また、研修期間中は毎回、必ず振り返りを行います。前月の課題に対してどうだったのか、それに対してさらにアクションをどうするのか、カリキュラムの中でひたすらPDCA(プラン→ドゥー→チェック→アクション)をやり続けます。すると、トレーニングが終わった後、そのまま現場に入っても、PDCAが自分にしっかりと根付いている状態になっています。
受講者からはどのような声が挙がっていますか?
最も多いのは、「負荷が高いけれど、とても学びになった」「今まで受けた研修の中で一番成長できた」といった声です。インプットするのは同じですが、他のプログラムと大きく違うのはアウトプットするとき。プログラムは実践型なので、毎回課題が出るんです。その課題も我々が事前に準備したケースの検証ではなく、あくまでも受講者それぞれの現場で起きている事象です。リアルな課題に対してどのようにアクションするかを考えるので、当然ながら負荷も高くなってくるでしょう。ただ、それが現場の課題解決に直結する。研修と現場が切り離されているのではなく、研修で学んだ内容をそのまま現場で生かせるという形になっているのはとても大きなポイントだと思います。
これまでのプログラムの中で印象的だったエピソードはありますか?
研修の中で「新しい風」という課題があります。今までのビジネスから少し背伸びをしてチャレンジングな施策を企画するものです。毎年、受講者に考えてもらいますが、「かなりハードルが高いな」という施策が出たことがありました。実現困難だと思われましたが、毎月のプログラムの中でブラッシュッアップして最終的に実現までこぎつけることができ、とても印象に残っています。受講者自身がかなり努力をしたのはもちろんですが、その都度講師の方から適切なフィードバックやアドバイスをいただき、背中を押してもらったことも大きかったと思います。
研修を運用する立場として一番感動した点は何ですか?
感動というより感謝と言ったほうがいいかもしれません。講師の方には本当に感謝しています。プログラムを進めていく中で、テーマを決めて様々な課題に取り組みますが、どうしても進捗にバラツキが出てきます。我々からの依頼ではなく、講師の方から「研修とは別に、個別にフォローアップをやりましょう」とご提案いただきました。受講者の悩みに対処していただくなど、このフォローアップが進捗の促進につながりました。最近では、研修の合間で受講者全員を対象にフォローアップ期間を設けており、講師の方と「1 on 1」を行います。会社の内情をある程度わかっている方の第三者的な視点によるフィードバックはとても響きます。講師の方は常に受講者に併走し、後押ししてくださり、その熱量はこの10年間まったく変わりません。なかなかここまで動いてくださる研修会社はないと思います。
プログラムの導入をお勧めするポイントは何ですか?
他社においても様々なマネージャー研修やリーダー研修に取り組まれていると思います。人材開発部で社員を育成し、研修などを運用する立場から言うと、私が当初抱えていた「研修は行うけれども、それが現場に生かされない」という問題で悩んでいる方にぜひお勧めします。この研修は実践型というだけあり、学んだことをそのまま現場に移すことができます。研修と現場の接続がとてもうまく機能しているプログラムです。
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弊社では、2016年から部長層向けの実践型リーダーシッププログラム(LSP)と、課長層向けの実践型マネジメントプログラム(MGP)の導入をスタートしました。LSPは今期で丸9年、受講した部長は54名。MGPは2年遅れでスタートしているので今期で丸7年、受講した課長は196名。延べ250名が受講しています。